〜普通の会社員が冷静に見た実態〜

副業を探していると必ず目にするのが

平日は仕事に追われ、休日だけ副業に時間を使える私のような会社員にとって

放置していてもお金が増える」という響きは確かに魅力的に感じます。

ですが、実際に試した人間として言えるのは


オートトレーディングシステムの仕組みとは?

簡単に言うと、プログラムが自動でFXや株、暗号資産の売買を行う仕組みです

ただし、そのアルゴリズムの中身は多くの場合ブラックボックス。

利用者にとっては「なぜこのタイミングで売買するのか」が分からないまま資金を預けることになり、不安が常につきまといます。


宣伝でよく使われる「甘いワード」

  • 「完全放置で稼げる」
     副業に時間を割けない人ほど響く言葉ですが、実際にはシステムのメンテナンスや急な相場変動への対応が必要です。完全放置で利益が積み上がることはまずありません。

  • 「AIが判断するから負けない」
     AIといっても過去のデータを基にしたパターン認識にすぎません。突発的な市場の混乱には対応できず、むしろ人間よりも脆弱なケースがあります。

  • 「誰でも同じ結果が出る」
     相場は常に変動しているため、同じシステムでも導入時期や運用資金によって結果は大きく変わります。「必ず稼げる」という保証は存在しません。


実際に起こりやすいトラブル事例

  • 出金できない問題
     「利益が出た」と表示されても、いざ出金しようとすると手数料名目で追加入金を要求されたり、最悪の場合システム自体が消滅してしまう。

  • 過大な期待からの損失拡大
     最初は小さなプラスが出るように設計されており、安心して資金を追加した途端に大きな損失を抱えるケース。

  • サポート窓口が消える
     契約後しばらくするとサポート体制が曖昧になり、問い合わせても返事がない。運営会社が実体を持たないケースも多い。


安全に活用するためのチェックポイント

オートトレーディングシステムを検討する場合、最低限以下を確認してください。

  • 金融庁に登録された国内業者かどうか
     無登録業者は特に危険。トラブルが起きても泣き寝入りになる可能性が高い。

  • 運用成績の検証が第三者によって公開されているか
     自社サイトに載せられたグラフや数値は信用できません。客観的なバックテストや外部レビューがあるかどうかを確認しましょう。

  • 小額から始めて損切りルールを決めておく
     「損をしない」という前提は捨てること。自分の許容できる損失額を決めて、その範囲で運用することが何より重要です。


私自身の教訓

私はかつて「楽して稼げる」という宣伝文句に惹かれ、深く考えずに自動売買に手を出しました。

最初は「すぐに取り返せる」と思って資金を追加し、負の連鎖に陥りました。

今になって振り返れば、根拠がないものに大切なお金を預けたのは軽率でした。

この経験を通じて学んだのは、

ということです。

どんなに魅力的に見える商品でも、仕組みが理解できないなら一歩引いて考える。

それが自分を守る最善策です。

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